希望

巣が風に飛ばされたその日から
あのふたりの姿を見ていない


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お天気のいい朝 洗濯干してたら
チュンチューン
とても高い声がひびいた

そこには
ダンナさんがいた


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シャッター押すときは朝日がまぶしくわからない
でも
PCにとりこみ大きな画面で見て
ほっぺたの模様と おなかの汚れから
私がダンナさんと呼んでる
その子だとわかった


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三日間 きみはどこにいたの

彼は
ウグイスに負けない高い声を出してる

わたしは
奥さんを呼んでるのだと思いこんでいる


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家に入った
待ってるように見える
でも 奥さんは飛んでこない

失ったのは
巣だけではないのだと思った


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あっ
右端の中ほどにスズメさん
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少し期待したが奥さんではなかった
頬の模様がちがうから


この子
くちばしの先になにかついてるね


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なかよし夫妻はカメラ購入してから
ずっと見守ってきたので心が痛い

鳥たちの世界は勉強し始めたばかりで
未知のことが多いし無知だ

勝手にダンナさんって呼んでるけれど
じつは雌かもしれないし

それでも
新しいパートナーをみつけてほしいと
わたしは願う


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今日の日めくり
『虎は死して皮を留め 人は死して名を残す』 十訓抄

春の嵐

最近は
ダンナさんパトロールに徹してたから
ふたりならんでのツーショットは久しぶり
 

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この写真を撮った3日後だったと思う
夜中にヒューヒュー音がする
強風がふきあれていた

明けて静かな早朝 かれらの新居のそばに
なにかがぶらさがっていた
嫌な予感がする


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メガネをかけてもよく見えないが
それは 茶色と白のようだ
私は凍り付いた

あんなに仲良しだったのに

カメラを向けるのが怖かった


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ふたりでつくった巣だ
強風で飛ばされたのか
夫妻のどちらでもなく安心した
でも
とても悲しい


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まん中に丸いくぼみがある
雛のために用意したフワフワのベッドだ
茶色いのは
お父さんの羽毛かもしれない

ぐうぜん撮れてしまった動画の中に
奥さんがダンナの羽根をむしるところが映っていた
彼は 痛いなあ!って身をよじるものの
何回抜かれてもずっと我慢していた

だから
きっとそうだと思う

ふたりで
遠くまで飛んで
枯れ草をみつけては
新居に運んでいたのに


泣きそうだ


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今日の日めくり
『時はその使い方如何によって
金にも鉛にもなる』 プレヴォ

洗髪日

寝てるのかなあ
そーっと彼を外からパチリ


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ヤツがワタシの様子をうかがっている
それを
こうやって見ているのはとても幸せ

思いっきりドア方向に集中力発揮
いいことですねえ
でもワタクシ
こうして外にいるんですけど


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あっ
気づきました

実はねキミ
きょうはシャンプーの日なんだ
悪いねえ くつろいでるのに

さあ
いってらっしゃ~い
手をふってからヤツの部屋の掃除開始
彼のベッドを干して たくさん洗濯をした


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おふたりさんも
いいお天気で気持ちよさそう


奥さんが外出中は
こうやって凛々しくパトロール
かっこいなあキミは いいお父さんだ
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一方わたしは昼ビール

この日は
桜餅とおはぎがアテ

春限定の
香りと苦味が爽やかなビールがよいです
そして
こだわってる お箸は紫檀

ああ しあわせだ


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ピロリ菌除菌してから
いや除菌中からずっと過食気味で困ってる
なに食べてもおいしいからだろうか

ありがたいことだと思う


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彼は
男前を上げて帰ってきました


今日の日めくり
『天下最も多きは人なり
最も少なきも人なり』 黒田孝高

プチしあわせ

春がきた
ビールがとてもおいしい


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これはトイレの壁にかけてある
ピロリ菌除菌中の記録
わすれることなく朝晩飲みましたよ!!!
って寝る前トイレに座り記入

開始の頃とおわりはていねいに「ピ」って書いてある
でも週の中ほどで まだ半分・・・ですか
って
苛立ちがとてもわかりやすい


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苛立ったので
こどもの頃 家にいつもあった甘納豆を注文
ネットスーパーにて届けてもらいました
甘みは
精神衛生上よろしいデス
 
この写真を撮って初めて知ったのは
「蔵王」という文字 山形出身だったのねキミ
そうなんだ ありがとう 寒いところからきてくれて


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除菌薬とともに「おくすり説明文書」をもらった
副作用は下痢・味覚異常・めまい・便意 ほか

そのなかで「便意」が気になった
ベンイって何?
下痢との違いはなんなんだろうか

トイレに行きたくなるのに
いざ座ったら何も出ない
ってことだろうか

開始するまでは下痢に苦しんでたので
「便意」は気になった
でも
明治さんのおかげか
1週間トイレ関係では大丈夫であった

便意のはなしの後に食事の写真も
これまたどーかと思いつつ


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ビール解禁後 数日しての撮影
この日はキンピラごぼうがアテ
メインは鍋焼きうどん

ガス台のうどんも気になるし
ビールの泡がきえていくので焦る焦る

100円ショップで買った陶器の茶碗
これがまた
細かい泡ができて美味しく飲めるのであります

お箸にはこだわりがあって
こちらは黒檀の太箸

みんな私のお気に入りであります


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今日の日めくり
『力といえども知性なくしては無に等しい』 ナポレオン

野鳥日和⑩

きみ
私のそばで日向ぼっこしてるけど
野鳥がそんなリラックスしてていいのか


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三連休の晴れた日の午後「ま」と散歩した
彼と外に行くときにはカメラは持っていかない
そう決めたので
ヤツに話かけながら ゆっくりと歩いていた

ソメイヨシノより先に春を告げる山桜
もう満開に近いのね 美しい


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そこへ
この白い子がシュって飛んできて着地
鼻歌でも うたうかのように
トコトコトってすぐそばまできた
もんのすごい無防備

「なんやのアンタ」

野鳥がこんなに近づいてくるなんて信じられず
思わず素が口から出た


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家に帰り彼が昼寝したころ
ひとりでカメラ持ち戻ってきた

30分近く過ぎてたので
もう どこか飛んでいっただろうと思っていた

のんきに道路を散歩中

ハクセキレイ(と思う)
くちばしから目を通って
刈り上げカットまでのラインが美しい
とてもきれいな子だ


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わたし
野鳥に出会えるのは早朝だけと思い込んでいた
だから
こんな太陽が真上の日中にあえるとはびっくり
目からうろこ
でも とても楽しい


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今日の日めくり
『一つの敗北を
決定的な敗北と取り違えるな』 フィッツジェラルド

春だね

窓とカーテンのあいだ
そこが落ちつくんだよね


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外のことが少し気になる様子
でも
ドアを開けたことにも
わたしがそばにいることにも気づかない
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まえは
ドアに近づくわたしの足音に全神経集中させ
開けたならニッコニコしっぽ振ってたのに

最近は名前を呼ぶまで気づかないことがある

もしかして
耳が遠くなったのだろうか


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せつなくなるからやめて
また
泣いてしまうやんか


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おっ
気づいてくれたのかな


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へへへ
そうでなくっちゃ
さあ ご飯にしよう


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今日の日めくり
『言うは易く行うは難し』 桓寛

ひとり散歩3

震災後に耐震補強壁が取付けられた
そこはいま
鳥たちのちょうどいいかくれ場所です


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遠くを見ているすずめ
きみはなにか瞑想中のよう
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そっか
帰ってくるのを待ってたのね
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おっ
ここにもなかよしさん
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蕾みの櫻だったけれど
この週末には花の蜜を吸えるかもしれないね
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ここは
10年以上「ま」と散歩できていた場所

鳥たちのさえずりに心弾むことはあっても
どんな種類なんだろうかなどと気にしなかったのに
この急激な変化はいったいなんなんだろうか

カメラを買ったことは大きなきっかけではある
でもそれだけではない


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去年そして今年とガンの検査をして
自分の生活のこと まわりのこと 仕事のこと
そして何よりも「ま」のこと
いろんなことを考えた

生きているというだけで
ありがたいことなのだと

それからだろうか
植物や鳥たちが気になるようになったのだと思う

身勝手な生き物だな人間は
いや 私だけが身勝手なのだろう


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紀伊半島がかすんできた春霞かな
大きな船が見える タンカーだろうか
手前にあるのは神戸空港へ行く橋

さて帰るか
「ま」が待ってる


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今日の日めくり
『最高に到達せんと欲せば最低から始めよ』 シルス

ひとり散歩2

樅の木だろうか
すずめさんカップルがいた


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一つ葉さんにも
お会いしましたよ
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落ちてた樅の種を借りて
少し見えやすいように


これはもしかして
高価な漢方薬のサルノコシカケの仲間では
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枯れたのか伐採されたのか
カラカラに乾いた切り株に生えていた
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樅の木の種ってかたまりだと薔薇の花のよう
こんなのが
ポロって頭の上に落ちてきたらちょっと痛いよね
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櫻の木にも
すずめのカップル

静かな休日の大学は
なかよしさんでいっぱい


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今日の日めくり
『事を論ずるにはまさに己の地
己の身より見を起こすべし』 吉田松陰

ひとり散歩1

先週の休みのこと
ひとりでカメラポケットに大学散歩


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前の晩はイノシシが暴れたよう
クローバーの根っこは彼らのサラダ


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この日は
紀伊半島の山々がよく見えた


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試験で立ち入り禁止だったから
その次の日に行ったと思う


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櫻の木だと思うけれど
ヒヨドリがマグロ状態
これって 寝ているのだろうか


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クローバー畑にて
二つ葉さんにお会いしました


そのそばに水色の可憐な花
たしかキミ
気の毒な名前の子では
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今日の日めくり
『賢者は己の敵から多くのことを学ぶ』
アリストファネス

野鳥日和⑨

早朝の
カルガモ夫妻


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ふたり
ならんで丸まってました

ズーム機能のおかげでここまで見えるけれども
私の肉眼ではこんな感じ


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写真の真ん中より少し左
小さな白い丸ふたつ
ぐっすりと寝てはりました


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ヒヨドリたちの声が前ほど聴けなくなった
春になって
みんなどこかに行ってしまったの
それとも 生まれた国へ帰ったのか


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この写真を撮ったとき この木はヒヨドリだらけ
15羽ぐらい みんな寝てるみたいで


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このころのススキの斜面には
ツグミ、ひよどり、シロハラ
たくさん賑わってて みんな楽しそうだった
私も楽しかった

でも 今はもういない
少しさびしい


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今日の日めくり
『石の上にも三年』 松江重頼