一転

通勤時にときどき見るジイちゃん

6パピヨンの散歩がなによりもうれしそうだ
親子か 兄弟か 他人の関係か
よくわからないけれど みんな美しい毛並みだ
大事にされているのだろう


奈良へ2


ある日
ジイちゃんの手からリードが落ちた
ワンたちが みな駆けだしそうになった
国道沿いでビュンビュン車が通っている

軽やかに横っ飛び
手を伸ばしてリードをキャッチしたワタシ
ワンが無事でよかった
ほっとした

人間に敵は多いが ワンには好かれる
みんな寄ってきてくれた
強くにぎったリードの束をジイちゃんに差し出した

「すんませーん」
ジイちゃん 恐縮しきり

革のリードに視線を落としながら
「いいえ 何事もなくてよかったです」


傷だらけ6


うん?
模様がついてる
大文字のLとVを組み合わしたデザインだ

これって
6本で
いくらぐらいするのか
瞬時に計算した


ワタシ
理由はわからないが
ものすごい
不機嫌になってしまった
 

今日の日めくり
『一人居て喜ばば二人と思うべし 二人居て喜ばば三人と思うべし』 親鸞

伊太利亜産

麻


麻のマットの上にいることが多い
シャリっとした生地感が気持ちいいからだろう
よしっ
梅雨も明けたことだし気合いを入れて
大理石をヤツの部屋に敷くことにした
重い とにかく重いから気合が必要なのだ
おとすと危ないので「ま」には他の部屋にいていただく

パイ生地をこねるのに大理石を使うのは
この石種が特に冷たいから
「ま」はこの上でイグアナ状態になるのが好きだ
ヒンヤリとして しあわせそうである

まずカドラーをバルコニーで水洗いして日光消毒
乾いたらしまおう
なんですの
                               ↑ 秋になったら登場します


空いたスペースに壁に沿わせて並べ敷く
汗びっしょりになって完了
イタリアン
                  ↑ 三方をバスタオルで囲み あごマクラをつくる


ほーらみてみて ここヒンヤリして気持ちいいよん♪
ヤツを呼ぶ

イグアナになるも10秒未満で立ち上がり
麻のマットへ移動した

な なんだっていうのよ
こんなに大変だったのに!
いや 少し待とう
ヤツが変化を好まないことは知ってるし
となりの部屋から様子をうかがうことにした



今日の日めくり
『一方にだけ非があれば喧嘩は長続きしないはずである』 ラ・ロシュフーコー


著しく耳痛し

美緑

このあいだの大学散歩のときのこと
西向きの法面に松の苗木を見つけた


元気松2


何回も通っているのに気付かなかった
もしかして最近植樹されたんだろうか

見わたすと その斜面にポツポツと子供の木がある
みんな青々とした松だ
抹茶よりも彩度の高い美しいグリーンだ

添え木に名札がぶらさがっている
サイト検索をしてみた


元気松1


やはり
松が深刻な状態になっていたんだ

そうなんだ
赤松のこどもなんだ
アカマツといえば秋の味覚 松茸と連想するが
松の木が枯れる原因の虫に対して体力があるらしい

ああ なんだか心強い
この子たちを見守ろうと思う
この道を歩く楽しみがまたひとつ増えた


今日の日めくり
『何を与えるにしてもすばやく与えよ』 エンニウス  ローマの詩人

何故

彼には
彼のこだわりがあるらしい


おっとこまえだ


時々会うパグくん(ちゃん?)には
なぜだか
背を向けない「ま」

愛想なしなので尻尾は振らないけれど
気になっているのがわかる

そばにいくわけではない
といって素っ気なくするのでもなく
ふり返りふり返り チラチラ見て歩く


そんなに気になるんだったら
あいさつしてきたら?

いえ・・・今度にします


照れているんだかどうかは
ワタシにはわからないが
逡巡しているようにも見える

キミには君の考えがあるのよね
尊重しましょう


今日の日めくり
『人間は自分で選んだ禍を背負う』 ピタゴラス

先週
一つ葉だらけの場所は「草刈り」だった

なんとか残っていたクローバー
みんな傷だらけ
それでも
雨の恵みを受けて
次から次とみどりの葉が出してくる


傷だらけ3
左右の一つ葉負傷


傷だらけ4
この二つ葉も同じく


傷だらけ5
キミたちはえらいなあ


ワタシも
もっと努力しなければ


今日の日めくり
『千里の道もひと足ずつ はこぶなり』 宮本武蔵

三季

大学まで歩いた
6時過ぎだが熱中症になるかと思った


モデル足


抱いてる「ま」を
大学の敷地に入る前におろすと
回れ右で家に戻ってしまう

でも
構内の自動販売機への中間地点あたりだと
不思議なもので前を向いてスタスタ歩きだす
そして
彼なりのこだわりなのだろう
月見草の前で「大」をする

低い位置の太陽はまぶしく暑い
でも 桜並木のあたりは涼しい

ウグイスがさえずり
シャーシャーとセミが羽根を鳴らしている
赤とんぼが進行方向を横切った

季節がシンクロ


傷だらけ2


一つ葉だらけの場所にすわり
ジュースをわけあう

ひとり1本でもいいのだが
120円というのが気に入らない
それも180mlくらいの大きさだ
観光地の山の上なら納得するけれど


今日の日めくり
『今言われていることでかつて言われなかったことはない』 テレンティウス

血管膨張

キレた
久しぶりに大ギレをした


傷だらけ1


ウソを言ってはいけない
毎日のようにキレてるのはどなたさんですか

いや
普段のはですね キレてるわけではないのです
口調が穏やかではない
それだけのことでございます



待たんかい
誰にモノゆってんねん
何様のつもりや
おまえに何がわかんねん
あやまらんかい

(注:誇張表現あり)


傷だらけ


気短かではあるが
感情的な人間ではない
一呼吸おいて 相手の立場になり考える
それぐらいのオトナではあるつもりだ

しかし
「怒りの琴線」に触れた

人生にはそういう一瞬がある

会社で仕事をしている以上
我慢をしなければいけないことはたくさんある

それでも
私はズルイ奴は許さない

そのことで
何十回も何百回も損をしてきたけれど


今日の日めくり
『朝寝は時間の出費である しかもこれほど高価な出費はほかにない』 カーネギー

朝型人間が好きだ

脱皮

一週間前の台風
暴風雨土砂災害警戒警報の中をワタシは歩いていた
さえぎるものなしの吹きっさらし


おしろい


仕事の書類だけは抱き寄せ守ったが
ショルダーバッグの中身は水没
15年近く付き合っている財布が
かわいそうな状態となった

このお財布
レジでお札を取り出そうとすると
「す すごい財布をおもちですね」
スゴイ・・・がよくわからないのだけれど
上品な 気品がある
そういう意味でいっているのではない
であろう確信がある


蛇


「給料」にいうものを得るようになってから
ずっと黒の長財布と決めていた
でも このインパクトある色に心奪われ購入
蛇革は金運アップ
その言葉にも強く強く惹かれた

写真は雨に打たれる前に撮っていたもの
美しいコバルトブルーもエメラルドグリーンも消えた
でも ワタシはこの財布が好きだ

ぜんぜん お金がない時期も
「ま」とふたり
なんとか乗り切ることができた

もう少し付き合っていただきたい
一緒にいてほしい


今日の日めくり
『天使は美しい花をまき散らす者ではなく 苦悩する者のために戦う者だ』
ナイチンゲール

大暑

二十八宿とは東西南北の各部屋に7つ
4 X 7 = 28

で今日は 奎(ケイ)
婚礼、棟上げ、旅行など万事に吉
とのこと


奈良へ1


奈良の高松塚古墳だろうか
ぜんぜん自信がないが

ため息が漏れるほどの
長い年月を経ても鮮やかな色彩
天井か壁面に
描かれていた亀さんたちがそうらしい

・・・サイトで得た情報を
そのまま載せるのはあまりにもハズカシイ
だから
図書館へ行こう

ものすごい賢い人の大学がそばにあるんだから
ワタシが払った消費税の何パーセントかが
外壁のタイル代になってるかもしれないんだし

いかんいかん
関西人のいやらしさがポロっとでてしまった


君の名は2
ねえ キミの名はなんていうの?


透けて繊細なプロペラ
羽根の先端 黒い模様だけ
なんとか焦点あっただろうか
携帯電話カメラの限界・・・なの かな
いや そんなことはない


今日の日めくりは二十四節気
『暑熱最も甚だしいと言う意味で大暑と言う』

居場所

仕事から戻り彼の部屋を見る
彼が いない
クレートにもカドラーにもどこにもいない


手だ足だ


ザワザワしてきた
のどが渇いて声が出せない
蚊が鳴くように しぼりだし呼んだ
「・・・ま」

カーテンがゆれた
V字の鼻先がドレープの下からのぞいている
寝ぼけ顔のヤツが出てきた

おっ 怒るでー
心配したやないの
もう なんでそんなとこにおるんよアンタ


おっとこ前


床までのカーテンと掃き出しサッシ窓
その間にいるのが落ちつくらしい

そのことに
今でこそなれてきたけれど
初めての時は泣きそうになった


今日の日めくり
『博愛を実践するには最大の勇気が必要である』 ガンジー